【経験談あり】クレーンゲーム依存症を克服する方法とその対策

クレーンゲーム依存症

クレーンゲームは適度にやる分にはとても楽しいゲームですが、時には依存症となり人生に悪影響を及ぼすこともあります。
何を隠そうこれまで200体以上のぬいぐるみをゲットしてきた私クレゲちゃんもクレゲ依存症の時期がありました

この記事では、クレーンゲーム依存症の原因やその対策、克服するための具体的な方法を私の体験談を交えて解説します。
特に依存症から抜け出した方法は私が実際に経験した内容ですので、もし悩んでいる方は参考にしてみてください。

クレーンゲームに依存している

クレーンゲーム依存症の定義

クレーンゲーム依存症(別名:ゴトン病)とは、クレーンゲームをやめられなくなる状態を指します。景品を取る快感やストレス解消の手段として依存することが問題となります。クレーンゲームに限らずパチンコやギャンブル、スマホゲームなどにのめり込んでしまい抜け出せなくなることがありますが、それと同じ症状です。

依存症の兆候とリスク要因

依存症の兆候には、次のようなものがあります。

  • 一日中クレーンゲームのことを考えてしまう
  • 景品を取るために多額のお金を使ってしまう
  • 景品を取れた時の快感が忘れられない

などなどです。また、ストレスや孤独感が引き金となることが多いです。

依存症になりやすい人の特徴

依存症になりやすい人には、ストレスを抱えやすい人やギャンブル好きの人が多い傾向にあります。競争心が強い人や、達成感を強く求める人も注意が必要です。
また、日常生活で何か満たされない気持ちを抱えている場合もあります。日々の刺激がたりない、仕事や趣味などで上達している実感がないといった時は注意が必要です。何かで満たされない気持ちをクレーンゲームで穴埋めしてしまう場合があります。

クレーンゲーム依存症になる理由

私の実体験や見聞きした情報をもとにクレゲ依存症になる原因を大きく4つに分類しました。

クレーンゲーム依存の原因

1.快感を求める行動

クレーンゲームで景品が取れた瞬間の快感は、言葉に表せないものがありますよね。苦労してゲットできた時はなおさら嬉しさが爆発します。
その時、私たちの脳内ではドーパミンが分泌されるため、これが依存症になる大きな要因となります。ドーパミンは快感や報酬、意欲、集中力などに関係する神経伝達物質です。景品を獲得した時の喜びや達成感は、ドーパミン分泌を促し、さらにゲームを続けたいという欲求を高めます。

特に日常に刺激が足りないと思っている人や、仕事や勉強で自分のスキルや能力が向上していないと感じている時は、クレーンゲームで得られる快感の虜(とりこ)になりやすいです。何かで満たされていない気持ちをクレーンゲームで満たすことで依存症へとつながっていくのです。

2.行動の習慣化

クレゲ依存症の傾向が出てくると、日に何度もクレーンゲームのことを思い出してゲームセンターに行きたくなります。
「今日の仕事の帰りに少し寄ろうかな」「週末に新作の景品が出るから行こうかな」と、いつ行けるかと無意識に考えだします。そして、ゲームセンターに行くことが習慣化されていきます。習慣化されるとゲームセンターに行かない日や週がある方が不自然になり、完全に日常生活の一部となります。

私の場合もこの状態になっていました。私は自宅から駅までの商店街にゲームセンターが数店舗あり、必ず視界に入る状態でした。そのため、毎朝「新作は入っているかな?」と少しだけ店内を見てみたり、夕方に自宅に帰る時にふらっと寄ってみたりとゲームセンターに行かない日はない状態でした。生活の導線上にゲームセンターがあったので、私の場合は依存症になるスピードもとても早かったです。

3.サンクコストの罠

「自分は損をしている。取り返したい」という思いからゲームセンターに足を運んでしまっている人は要注意です。
なぜなら、少しでもお金を使った後は、その投資を回収するためにさらにお金を投入してしまう「サンクコストの罠」が働いている可能性が高いからです。すでに費やした時間やお金を取り戻したいという心理が働き、理性的な判断を鈍らせてしまいます。
例えば、1,000円使ったのに景品が取れなかった場合、そのお金を取り戻したいという気持ちから、さらに1,000円、2,000円と追加で投入してしまうことがあります。しかし、冷静に考えれば、すでに失ったお金を取り戻すことは難しく、さらに無駄なお金を費やす可能性が高いです。

4.景品に対する執着

欲しい景品が取れそうで取れない状況が続くと、その景品に執着してしまい、より多くの時間とお金を費やすことになります。特に、限定品や人気のある景品などは手に入れるまで諦められないという心理が働きやすいです。何度も挑戦するうちに、その景品への執着心は強くなり、他のことに集中できなくなってしまうこともあります。

どうしてもほしい商品があって自分の決めた金額(例えば2,000円以内で取ると決める)で取れない場合、メルカリなどのフリマサイトやリサイクルショップで買うというルールにしてしまうことも大事です。
下のリンクはメルカリでクレーンゲームのぬいぐるみを検索した一覧ですが、新作も含めてたくさん未使用品が出てきます。

クレーンゲーム依存症を克服する方法

それでは、クレーンゲーム依存症を克服するにはどうしたら良いのでしょうか?
ここからは私が実践して効果があった方法を解説していきます。

クレーンゲーム依存症を克服

1.ゲームセンターへ行く頻度を減らす

他の予定で埋めてしまうことで物理的にゲームセンターに行くことができないスケジュールにしてしまいましょう
ゲームセンターに行く頻度を減らし、代わりに友人との外出や読書など、他の活動に時間を使うことをオススメします。ゲームセンターに行く回数を減らすことで、クレーンゲームに触れる機会を減らします。

私もこの方法を実践したことが依存症克服に役立ちました。私の場合、毎日通る商店街にゲームセンターがあり必ず目に入ってきて辛かったですが、朝はゲーセンに寄る時間がないギリギリの時間に出るようにしました。(また、遠回りして目に入らないようにもしました)

また、週末は友だちと温泉に行ったり家族と過ごしたりと物理的にゲームセンターに行けないようにしました。もちろん、最初は外出先でも「クレゲやりたいなあ。。」と頭に浮かぶことが多かったです。ただ、外出すること自体も楽しかったため、遊びに気が取られてクレゲをやりたい気持ちが薄まっていきました

2.自分のルールを決める(予算と時間を管理)

クレーンゲームに使用する金額と時間を事前に決め、それを厳守することで依存を防ぐことができます。
と、依存を克服する教科書があれば書かれていそうです。ただ、決めたことを決めたように守れれば苦労はしません。そのため、物理的にお金を使うことが不可能な状態にしてしまいましょう。

例えば、お財布に現金を3,000円以上入れないようにしたり、友だちにスマホやSUICAなどを渡し電子決済できない状態で遊ぶなどです。
また、ゲーセンの次の予定を先に入れてしまい「15分以内に出ないと映画に遅れる!」などゲーセンに長く居ることで損が生まれる仕組みを作る工夫も有効です。

3.クレゲの情報収集をやめる

クレーンゲームに依存している人は、ツイッター(X)やTikTokでクレゲ関連のアカウントをフォローしているかもしれません。その場合は思い切ってフォローを外してしまいましょう。最悪の場合、またフォローすれば良いだけです。まずはやってみましょう。

また、ゲームセンターのアプリをクレゲ用に入れている人はそのアプリも削除してしまいましょう。もしチケットが残っているならホーム画面から見えないところに遠ざけたり、非表示にしてしまいましょう。自分がクレーンゲームのことを考えるキッカケになるものは遠ざけてしまうのです。

クレーンゲーム依存症の影響

クレーンゲームはほどほどに遊ぶには気晴らしになったり、好きなキャラクターの景品がゲットできたりと良い娯楽になります。誤解のないように伝えたいですが、私も今では楽しくクレーンゲームで遊んでいます。
ただ、クレーンゲームのことを考え続け、クレゲが生活の中心になってしまうと楽しい生活とは言えないと感じます。ここでは依存による影響に触れていきます。

クレーンゲーム依存症の影響

経済的な影響

クレーンゲームに多額のお金を費やすことは、家計に大きな影響を与え、貯金が減少する原因にもなります。特に、収入が少ない学生やアルバイトをしている人にとっては生活費を圧迫する可能性も高いです。依存症が深刻化するとどうやってクレゲに使うお金を捻出しようかと考えるようになってしまいます。

時間の浪費

クレーンゲームに多くの時間を費やすことで、他の有意義な活動に時間を使うことができなくなります。例えば、勉強、仕事、人間関係、趣味など、人生において大切な活動に時間を割くことができず、機会損失につながる可能性があります。

仮にクレーンゲームにのめり込む原因が、仕事や勉強、人間関係の満たされなさから来ている場合、時間をクレゲに割くことでそれらの解決が遅れ負のスパイラルに陥ってしまいます。

心の健康への影響

依存症は心の健康にも悪影響を与えることがあります。ストレスや不安感が増し、自己肯定感が低下することも少なくありません。景品が取れないことによるフラストレーションや、お金を使いすぎたことによる後悔・自己嫌悪など、精神的な負担が大きくなり、うつ病や不安障害などの精神疾患につながる可能性もあります。

クレーンゲームとうまく付き合う方法

クレーンゲームとうまく付き合おう

他の楽しみを見つける

クレーンゲーム以外の趣味や楽しみを見つけ、バランスを取ることが大切です。多様な楽しみがあると依存を回避しやすくなります。例えば、友人との交流、旅行、スポーツ、音楽鑑賞など、自分の興味関心に合った活動を見つけてみましょう。

私の場合も、クレゲ以外の予定で自分のスケジュールを埋めることで距離を取ることができ、ゲームセンターに行くという習慣から抜け出せました。自分の日常の中心だったクレーンゲームが消え、クレーンゲームはたまに遊ぶもの(非日常)となりました。

時間と予算を決める

クレーンゲームを楽しむためには、事前に時間と予算を明確にし、それを守ることが重要です。例えば、1回プレイする金額を決めたり、プレイ時間を制限したりすることで、計画的にゲームを楽しむことができます。

適度な休憩を取る

長時間ゲームを続けず、定期的に休憩を取ることで、冷静な判断を保ちやすくなります。休憩時間には、深呼吸をしたり、軽い運動をしたり、気分転換をするようにしましょう。

まとめ

クレーンゲーム依存症は深刻な問題となることもありますが、適切な対策や工夫をすることで克服することができます。この記事でも私が実践した工夫を紹介してきました。クレーンゲームはほどほどに遊ぶには友だちや家族とも楽しめる娯楽です。距離感を大事にして適度に楽しみましょう。

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